会社を辞めた時は「雇用保険被保険者証」と言う物がもらえるんですが、これは自分が雇用保険に入っていたという証拠になるもので、この雇用保険被保険者証は会社が保管しています。
会社で働いている時に使用することは無いからです。
なので自分が会社を退職してから初めて目にする人も多いと思います。
これは失業保険の給付をハローワークに申請する場合に必要な書類の一つなので、この被保険者証は健康保険証などと同じで大事にしなければいけません。
手違いで紛失した時は再発行の手続きをしなければいけません。
しかし雇用保険者証はハローワークで失業保険の申請をする時以外はまったく使用する事は無いでしょう。
なので具体的にこれはどういった物なのかを詳しく知っておかなくても大丈夫です。
雇用保険被保険者証の被保険者の部分はあなたが労働者であるということの意味です。
日本では労働者は雇用保険にほとんど強制的に加入しないといけないからです。
なので被保険者証が無いと言う事は全く働いていなかったのと同じことです。
だから雇用保険被保険者証がないと失業保険がもらえません。
しかし、現在のような不安定な景気だと就職ではなくアルバイトなどで暮らしている人も大勢いるでしょう。
そんな場合は雇用保険に加入していない事が多いのでアルバイトをクビになってしまうとその後すぐに生活していけなくなる事になるんです。
会社や事業者がきちんと正社員を雇わないでほとんどをアルバイトだけで済ましてしまう理由はこの辺りにも潜んでいます。
雇用保険に加入させると言う事は会社もそれ相応の負担をしないといけないので、出来ることなら加入させないようにすると言うのが正直な所じゃないでしょうか。