雇用保険は労働者が会社を退職した時に次の就職先が見つかるまでの期間の手当でいわゆる失業保険の給付というものです。
これはほとんどの人がもらえるんですが改正された雇用保険法は給付の要件が以前より厳しくなっています。
それは雇用保険の加入期間が6カ月から1年に増えていることです。
1年以上雇用保険に加入していないと失業保険がもらえない決まりになったと言う事です。
「雇用保険被保険者証」と言うのが会社を離職した時に会社からもらえますが、これは自分が雇用保険に入っていたことを証明する大事な書類です。
転職をした人などは雇用保険被保険者証をきちんと再就職先に提出しないといけません。
もし手続きをしていない事になると雇用保険の加入期間に計算されない場合も出てきたりしますが、普通はそのようなことは無いのであまり心配することはないと思います。
しかし自分のための雇用保険なので他人事で済ませてはだめです。
雇用保険の改正で変わったところは育児休業給付で支給される金額が増加になって育児休業期間中の手当が増えています。
育児休業は今の社会が求めているものなので休業を取りやすくしていると言えます。
そして教育訓練給付の要件も変更になっていて少しですが以前より緩和されています。
教育訓練給付とは失業している時に仕事に関係する技術を向上させるために教育を受ける時に補助金が出るといった制度なんですが、以前はかなりの金額が給付されていたみたいですが最近になって手当の金額が下げられました。
雇用保険で支給される金額などは日々改正されていくので、いずれにしても雇用保険の給付をもらっているからといって安心してないで一日でも早く再就職をする事が大事です。