一般に失業保険と言うのは正確に言うと雇用保険の中の求職者給付の基本手当のことを言っているんですが、この雇用保険の給付は４種類に分かれています。
求職者給付・雇用促進給付・教育訓練給付・就業促進給付の４種類です。
基本手当は求職者給付と言う名前からも分かるように仕事を辞めて次の仕事を探そうとしている人のための給付です。
なので仕事をする気が無い人への給付されませんが病気やケガなどで仕事が出来なくなったといった場合は別です。
雇用保険から給付されるためには被保険者だという必要があるんですが、「雇用保険被保険者証」と言うものが被保険者なのを表しています。
被保険者証が給付手続きに必要なのはそういう理由です。
就職先を新しく探すにはいつ見つかるかも分からないので当面の生活費などが必要なのでそのための費用を給付するというものです。
普通は会社を辞めたら失業保険が絶対もらえるとに思っているかもしれないですがそれは誤りで失業保険をもらうには必要な条件があってそれを満たさないともらえません。
それは一般的に失業した時にはほとんどがもらえるんですが再就職の意思というのがないといけません。
そういう事で「求職者給付」という名前になっています。
給付金額についてですが加入期間・自分の年齢・退職した理由などで金額に差が出てくるんですがこの中でも一番大きい理由なのが退職した理由です。
自分の都合で退職したのではなくて会社都合で辞めさせられた場合などは給付金額が大きくなります。
会社を退職した時にその理由がどういう事なのかをきちんと把握してから失業保険の給付申請を出すようにしましょう。